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任天堂株の大躍進と、波乱

7月は「任天堂祭り」といっても過言ではないほど、任天堂及び、関連株が買われました。

何せ、15000円近辺でうろうろしていた株価が、7月8日の上昇から、倍以上の32700円まで急騰しました。しかも、売買代金を伴っての強い上昇で、ほぼ一本調子の上昇となりました。

これだけの大型株で、短期で2倍になるというのは、かなり珍しいことです。

しかし、日本での「ポケモンGO」のローンチが延期されたことで、そこから株価が下落し始め、その後、任天堂から「ポケモンGO」の配信による業績への影響は限定的と報じたことから、大暴落しました。

あえて業績への影響は限定的、などと時価総額を下げるようなことを報じる必要があるのか? と投資家目線では思いますが、任天堂(7974)は、そういった声明を出したわけです。それだけ盛り上がった、とも言うべきでしょう。

更に、7月27日の決算発表では、4-6月期の連結決算の最終損益が245億円の赤字、営業外で350億円の為替差損を計上したことなどの悪いニュースが続きました。

 

そのようなことが重なったこともあって、7月19日の高値から7月29日までの下落率は37%、その下落幅は12260円にまで達しました。

 

個人投資家の買いが集まったことや、SNSなどで任天堂株の話題が上がっていたこともあって、この銘柄に飛びついた個人投資家も多く見られました。大きく儲けた人がいる反面、高値で買ってしまった投資家も多くいることでしょう。

ポケモンGOは任天堂株だけにとどまらない

また、「ポケモンGO」は、任天堂株だけでなく、その関連銘柄まで波及が広がりました。

 

特に、子会社が大阪の万博記念公園内での体験型施設「ポケモンEXPOジム」を運営する、サノヤスホールディングスは、7月25日に年初来高値865円を付けた後に暴落しました。その他の銘柄にも同様のケースが見られます。

 

推奨していた銘柄の中では、スマートフォンバッテリー関連のHamee(3134)を紹介していました。

Hamee(3134)は、もともと越境ECで注目していた銘柄なのですが、東証一部への鞍替え、そしてスマートフォンバッテリー関連へのポケモンGOからの関連性・・・と、推奨したときの株価は1000円台だったのですが、一時3000円台突破するなど、目覚ましい躍進を遂げました。

 

ポケモンGOの任天堂(7974)への寄与について

現在のところは、任天堂株も20000円を強い下値のメドとして踏ん張っている状況となっていますが、実際の「ポケモンGO」は良くも悪くも、利用している(ダウンロード数)ユーザーが多く、毎日のようにテレビやニュースで取り沙汰されており、話題にはことを欠きません。そうしたことから、まだまだ「ポケモンGO」フィーバーは続くものとみられます。

 

株価の先々の落ち着きどころについて探ってみると、ある証券会社では、「ポケモンGO」自体からの任天堂への収益寄与は2017年3月期で80億円、2018年3月期で120億円と試算しています。ここまでの盛り上がりから見れば、少ない数字となっています。

 

理由は、「ポケモンGO」は、任天堂と、任天堂が議決権の32%を保有する“株式会社ポケモン”と、グーグルから独立した米ベンチャー企業の“ナイアンテック”の共同開発になっている為です。

 

“ナイアンテック”は、グーグルから派生した企業のため、各社の出資比率は明かしていないものの、恐らくグーグルが大半を占めていることが考えられます。

 

よって、任天堂に入って来る利益においては、それほど高い数字でないということも納得できます。

任天堂(7974)株が上がるための要素

任天堂にとっては、9月に発売予定となっている「ポケモンGO プラス」が売れたほうが儲かるようです。腕時計のように巻いて使うツールで、ポケモンの出現を振動や光で知らせてくれる機能があります。

 

「任天堂がビジネスモデルの根幹をハードからソフトに移す」との期待がマーケットでは高まっていますが、目標株価を15000円とした証券会社では、「ハードへの投資を続けることが任天堂としての必然」と分析し、“市場の期待は裏切られる”とかなり否定的なコメントを出しております。

 

しかしながら、任天堂は8月2日に「ポケモンGO」の大ヒットにより、スーパーマリオのような他の人気キャラクターをライセンス化することで、さらに利益を上げようと考えているとのことです。お手本としているのは、ミッキーマウスやその仲間たちのライセンス商品で毎年、何十億ドルも売り上げている“米ウォルトディズニー”の戦略を参考に取り上げています。

 

ディズニーのアニメ化されたキャラクター商品が、映画の興行収入よりも売り上げることの多い一方で、任天堂のスーパーマリオやポケモン、その他のキャラクターは、苦戦するゲーム機ビジネス以外での活用に同社が積極的ではなかったため、日の目を見ない状況に置かれていました。

 

任天堂の君島社長は、株主・投資家へのメッセージのなかで、「これまでビデオゲーム専用機に集中させてきた任天堂IP(知的財産)をさまざまな形で活用していく」と表明していることも今後に期待できる要素ではないかと思われます。

まとめ

7月の任天堂祭りでは、大きく上昇した任天堂株でしたが、現在のところは20000円のところで下値停滞中です。

 

しかし、ここを下抜けないという事は、先々への「ポケモンGO」による期待感と、先ほど述べた“キャラクターライセンス”のビジネスが本格化してこれば、再び脚光を浴びてくる可能性は大いにあるのではないかと思われます。

 

今は20000円前半でくすぶっている状態ではありますが、今後面白い展開になってくるのではと考えています。

中期~長期路線では、まだまだ面白い銘柄の1つ、と考えて良いのではないでしょうか。

 

継続して注目してみたいと思っております。