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ipo

11/4上場のIPO銘柄、日本郵政(6178)、かんぽ生命(7181)、ゆうちょ銀行(7182)を紹介します。

 

銘柄情報 日本郵政(6178)

◆会社名:日本郵政(6178)
◆事業内容:郵便事業を中核とした、ゆうちょ銀行・かんぽ生命を傘下に持つ、持株会社
◆関連セクター:郵便事業
◆関連・比較・類似銘柄とPER:

・ヤマトホールディングス(9064:東証1部) 予想22.7倍
・第一生命保険(8570:東証1部)予想14.4倍

◆公開価格 1400円 時価総額は、6兆円程度 
◆想定価格 1350円
◆ベンチャーキャピタル(VC)有無 無し 国策銘柄のため下値不安はあまりない
◆大株主 財務大臣
◆ロックアップ 180日
◆上場市場:東証1部市場
◆PER:16.4倍

 

銘柄情報 かんぽ生命(7181)

◆会社名:かんぽ生命(7181)
◆事業内容:日本郵政傘下の元による、生命保険業
◆関連セクター:生保関連
◆関連・比較・類似銘柄とPER:

・T&Dホールディングス(8795:東証1部) 予想12.4倍
・第一生命保険(8570:東証1部)予想14.4倍

◆公開価格 2200円 時価総額は、1.3兆円程度 
◆想定価格 2150円
◆ベンチャーキャピタル(VC)有無 無し 国策銘柄のため下値不安はあまりない
◆大株主 日本郵政
◆ロックアップ 180日
◆上場市場:東証1部市場
◆PER:15.7倍

 

銘柄情報 ゆうちょ銀行(7182)

◆会社名:ゆうちょ銀行(7182)
◆事業内容:日本郵政グループの銀行、
郵便局ネットワークをメインに貯金・金融サービスの提供
◆関連セクター:銀行関連
◆関連・比較・類似銘柄とPER:

・三菱UFJフィナンシャルグループ(8306:東証1部) 予想10.36倍
・みずほフィナンシャルグループ(8411:東証1部)予想9.3倍

◆公開価格 1450円 時価総額は、6兆円程度 
◆想定価格 1400円
◆ベンチャーキャピタル(VC)有無 無し 国策銘柄のため下値不安はあまりない
◆大株主 日本郵政、ゆうちょ銀行
◆ロックアップ 日本郵政に対し、180日
◆上場市場:東証1部市場
◆PER:17.0倍

 

所見

日本郵政は、同時上場のかんぽ生命とゆうちょ銀行を傘下に持つ、持ち株会社です。
直営の郵便局と簡易郵便局の合計2万4167局の郵便局を運営しております。
各々の郵便局において、様々なサービスを行っており、郵便・物流サービスの他、銀行代理店業務、生命保険の募集代理店も行っています。

 

次に、かんぽ生命は、主力となる養老保険「新フリープラン」、「新一病壮健プラン」、終身保険の「新ながいきくん」などがあり、この他、学資保険の「はじめのかんぽ」、年金保険の「新定期年金保険」なども取り扱っております。2015年3月末時点での契約件数は3300万人、保険契約者数は2500万人となっています。

 

最後に、ゆうちょ銀行は、郵便局ネットワークをメインに貯金などの金融サービスを提供しております。貯金残高は、現在も増加傾向で、2015年3月末時点で177兆7000億円とメガバンクトップの三菱UFJ銀行をしのぐ貯金残高になります。また、資産運用商品として、投資信託・変額個人年金保険・個人向け国債などの販売も手掛けています。

 

ここからは、日本郵政グループ3社を全体的な所見で述べていきたいと思います。

 

まず、これら3社同時上場による時価総額の合計は、計13兆円と規模が非常に大きく、NTT以来の大型上場となります。また、今回は大手銀行等もIPOの引受先となっている珍しいケースでもあります。
震災復興財源に充てるとは言いつつも、政府が目論む「貯蓄から投資へ」の流れを加速させることを一つの目的としているかと思います。

 

これらの3社郵政グループの株式購入目的は、一番に「配当」で、次に売り出し価格が比較的、割安に設定されていることも購入希望者が殺到している要因となっています。

 

ちなみに参考情報ですが、「ゆうちょ銀行」の配当利回りは3.4%、PBRが0.47で、
「かんぽ生命」の配当利回りは2.5%、PBRが0.67となっており、競合他社のメガバンクや大手保険会社と比べて、魅力的な水準になっていることも人気です。

 

業績

業績面についてですが、
ゆうちょ銀行は、ほぼ業績は横ばい状態で、前期比19.2%減の4600億円を計画しています。他の銀行より、かなり収益構造は低いです。
かんぽ生命においては、契約件数は右肩下がりの状況で、こちらについても2016年3月期の連結経常利益は、前期比29.0%減の3500億円を計画しています。ちなみに、ROA(総資本利益率)について言うと、ここは0.5%と、その他の生命保険会社の半分程度で推移しており、いずれにおいても収益力の低さが課題となっています。

 

収益力が鈍い要因としては、運用金のほとんどを『低金利の国債で賄っている』という事と、日本郵便に支払う『委託手数料』というものが、ゆうちょ・かんぽの2社合計で1兆円もあるということです。(ゆうちょ銀行は経費の54%、かんぽ生命は経費の74%も支払手数料に占めている状態です)

 

今後は、唯一上場しない『日本郵便』に対するプレッシャーが、これから大きくなっていくと思われます。いずれにしてもこれからは、郵便局を配する『日本郵便』に頼らない仕組みづくりが必要となって来るでしょう。

 

その他に、政府は今回の売出しで幾分かは売却するのですが、これから先「いつまでに株を売却する」という事がはっきりしていないことも一抹の不安材料です。

 

投資家の特徴として、これまで株式取引をしていない、新規顧客の増加率が通常時の50%以上に跳ね上がっているケースもあり、投資経験の浅い個人の比率が非常に高くなることから投資行動が極めて読みづらいという事に注意が必要です。
【内訳は、全体の8割が国内向けで(海外は2割)、その内95%が個人投資家向けとなっている】

 

上場直後は積極的な売り手も存在しない為、ある程度は上昇する可能性は高いかと思われます。個人投資家の意見では「成長性」ではなく、「長期保有で配当」志向が多いとのことですが、問題なのは、先ほども述べたように投資経験の浅い投資家による様々な思惑が交錯した波乱の展開が予想される為、その点も十分注意が必要ではないかと思います。

 

補足になりますが、郵政株を購入するための保有株売却の動きはそこまで大きくないようで、市場全体に与える影響は軽微ではないかと思います。

 

上場することにより、今まで不透明だった部分が明るみに出てくるので、そこでしっかりと中味を確認した上で投資を考えるというスタンスの方が、この3社に投資する上では重要かもしれません。
果たして、単純に配当目的のみで投資することが本当に正しいか?という事を見極める必要があるかと思います。

 

投資妙味・見解

この3つのIPOに関しては、規模が大きいだけに大きく上も下もないように思います。

また、規模が大きいだけに公開価格から大幅高という可能性も低い。

ただし、追加緩和等が発表されれば話は別で、資金の流入が大きくなれば、上昇して始まる可能性はある。

 

配当性向が高いので、長期投資目当てで購入されているケースが多いので、VCもないだけに大きな売り圧力もないと思われます。

 

一般的な考え方になってしまいますが、この銘柄で1割、2割の利益を出すという考え方よりは、長期投資で配当を狙っていくようなイメージで考えます。

 

このクラスのIPOでは基本的にありえませんが、政府系IPOでは以前、Jディスプレ(6740)のように、公開割れとなった銘柄もあります。その後の株価は見ての通り。

 

配当が取れるとはいっても、株価が半分等になってしまえば、長期投資で配当で稼ぐ・・・といっても成功とはいいがたいですので、安く寄り付いた場合でも、基本的にはスルーの方向性で考えております。

(ただし追加緩和等があった上で、安く初値を付けるなど、妙味があるようであればINの可能性も十分あります)

 

最終的に初値でINするかどうかは、11月4日のザラバ中にフィデリア株式投資顧問の会員様ページ内でご紹介いたしますので、興味がありましたらご覧くださいませ。